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古のロマンのまち「さかいで」 崇徳上皇ゆかりの地①
2017/08/12
今回の宿ブログでは、坂出市にゆかりの深い偉人をご紹介いたします。

本日は、百人一首にも選ばれている短歌の名手で、保元の乱に敗れ讃岐
へ配流となった『崇徳上皇』です。
百人一首に選ばれた短歌
「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ」
この歌はご存知の方も多いのではないでしょうか。
坂出市にはゆかりの地が24ヶ所あります。今回は5ヶ所ご紹介いたします。

*松山の津
保元の乱に敗れた崇徳上皇が、讃岐へ流された際に最初に着いた場所です。
正確な位置は分かっていませんが、この辺りは当時入海で、府中の国府に
通じる重要な場所であったと考えられています。

坂出駅から車で約15分

*雲井御所
崇徳上皇が配流された時、まだ御所ができておらず仮の御所とした場所です。
この仮御所に約3年間滞在されましたが、草深い田舎の生活ゆえ淋しく、
都を恋しく思い
「ここもまた あらぬ雲井と なりにけり 空行く月の 影にまかせて」
と詠み、この歌から仮御所を雲井御所と呼ぶようになりました。

坂出駅から車で約10分

*御遊所池
崇徳上皇は、雲井御所に滞在していた時「松ヶ浦」の景色を気に入り、
よく訪れては、砂浜の貝を拾ったり、涼をとったりしていたそうです。
大正年間末期まで「崇徳院御遊所池」と刻まれた碑があったそうです。
現在は、大正14年11月に上皇聖跡敬仰会と町民が一体となり、
池の周囲に柵を作り、碑を建てたものが残っています。

坂出駅から車で約15分

*岩根の桜
白峰宮の近くにある岩のそばに見事な桜がかつてあり、
雲井御所滞在時に鑑賞に来ていたといわれています。

八十場駅から徒歩3分

*姫塚
雲井御所滞在中に、綾高遠の娘である綾の局が上皇の身の回りの世話をしていました。
やがて崇徳上皇と綾の局の間に皇子と皇女が誕生したといわれています。
皇女は幼くして亡くなったといわれており、皇女の墓が姫塚であるといわれています。

坂出駅から車で約15分